婦人科の病気

1 外陰部にかゆみがある
この場合、オリモノにも異常があるかどうかを見分けることが重要となります。外陰部のかゆみは膣の病気がもともとの原因でそれが外陰部にまで広がっているケースが多いからです。
外陰部にかゆみを起こす膣の病気ではカンジダ(カビの一種です。)が多いのですが、その他、膣内の雑菌の繁殖、トリコモナス(原虫という虫です。)の感染による場合もあります。これらは膣の状態を診察したり、オリモノを採って顕微鏡で観察すればすぐに診断がつきます。
オリモノや膣内は正常なのに外陰部にかゆみがあるときは、下着や生理用品による皮膚のかぶれが原因となっている場合が多いです。
陰毛のあたりにかゆみがあるときも下着や生理用品による皮膚のかぶれによることが多いのですが、ときに毛ジラミや疥癬といった寄生虫がいる場合もあります。これらは皮膚の状態を見ただけでほぼ診断がつきます。
かゆみの原因が分かれば原因に応じた治療を行うことで治すことができます。
2 外陰部に痛みがある
外陰部に小さい水疱や潰瘍がたくさんできて痛むときは性器ヘルペスや帯状疱疹が考えられます。バルトリン腺炎やバルトリン腺膿瘍では片側に痛みのあるかなり大きな腫れが生じます。
毛穴に細菌が感染して起きる毛のう炎やそれが悪化してできる癤(せつ)では陰毛のある部分に赤くて痛みのあるできものが生じます。
皮膚の下にシコリが触れるときは炎症性アテロームかもしれません。
大陰唇や小陰唇に小さい傷ができそこから細菌が侵入して膿瘍を形成すると痛みと腫れがでます。異常なおりものが膣内から外陰部に広がり炎症を起こして痛みがでている場合もあります。例えば、膣炎、トリコモナス、淋病などでみられます。カンジダはかゆみを生じるのですが、カンジダによる炎症がひどくなると痛みがでるようになります。
以上は細菌、ウイルス、カンジダなどのカビの感染が原因で起きる痛みですが、感染がなくても下着、生理用品による摩擦、石鹸、軟膏、クリームなどの刺激で皮膚に炎症や湿疹ができて痛みが起きる場合もあります。
その他、外陰部には異常がないのに刺す様な痛みが長く続く外陰痛症という疾患もあります。
外陰部に痛みを起こす病気にはそれぞれ特徴がありますのでほとんどの場合、皮膚の状態を見たり、オリモノを顕微鏡で観察するだけで診断がつきます。
原因を正しく診断して原因に応じた適切な治療を行えば痛みもなくなります。
3 生理痛が強い
病気が原因となっている場合がありますので、まず、生理痛を起こすような病気がないかどうかを調べることが必要となります。強い生理痛を引き起こす病気には、例えば子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮の細菌感染などによる炎症などがありますが、まれに子宮の出口の部分が狭いといった子宮の形の異常が原因であることもあります。病気が見つかれば、生理痛の治療より病気の治療を優先的に行う必要があります。生理痛の原因となっている病気をすれば生理痛の方も解消します。
病気がないのに生理痛が生じることもあります。この場合は、子宮を収縮させて痛みを起こす作用のあるホルモン(プロスタグランディンやロイコトリエンなどです。)が原因となっている場合が多いです。生理のときこうしたホルモンが増え子宮が強く収縮して生理痛が生じます。
病気がなくて生理痛が生じている場合は必ずしも治療しなければならないわけではありません。日常生活に支障がでるくらい痛みが強い場合に治療が必要となります。治療には、非ステロイド性の消炎鎮痛薬(痛み止めです。)や低用量ピルを使います。
4 オリモノが多い、異常な色がついている、水っぽい
おりものに異常を感じるときは、綿棒で膣の中からおりものを採って顕微鏡でみればたいていの場合、すぐに原因がわかります。カンジダ、トリコモナス、雑菌の増加が主な原因です。病気に応じたお薬を使えば3日~10日くらいで治ります。
膣内に病気がないのにおりものが異常のときは、子宮の入り口を綿棒でこすって、そこにクラミジアや淋菌といった性病がないかどうかを調べます。綿棒でこするだけですので痛みはありません。子宮の入り口にも病気が見つからないときは、子宮のさらに奥を調べたり、血液検査で感染しているかどうかを検査することもあります。
検査しても病気がみつからないときは、おりものに異常があると感じても心配はありません。おりものには個人差がありますし、同じ人でも生理の周期によっておりものが変化しますので、病気がなくてもおりものの状態が普段と違うように感じる場合もあるからです。
5 生理日でないのに下腹部の痛みが続く
生理とは無関係に痛みが続くときは病気が原因になっている場合が多いので注意が必要です。妊娠の可能性があるときは、まず、妊娠をチェックする必要があります。妊娠していて下腹部に痛みがあるときは切迫流産や子宮外妊娠などに注意します。
妊娠していないのに痛みが続くときは、子宮、卵管・卵巣や腹膜(内臓を覆っている薄い膜です。)に何らかの病気がないかどうかを検査します。例えば、クラミジア、淋菌や大腸菌などの細菌が感染して子宮に炎症が生じているときやさらに感染が卵管からお腹の中にまで広がり、腹膜に炎症が起きて下腹部に痛みがでている場合もあります。感染以外では、卵巣から出血していたり、卵巣にできた腫瘍が破裂したり捻じれたりすることでも下腹痛が起こります。
原因を正しく診断して原因に応じた治療を行うことが大切です。
ただし、下腹痛を起すのは婦人科の病気だけではなく腸などの消化器や膀胱などの泌尿器の病気によって生じている場合もあります。検査しても婦人科の病気がみつからないときは、内科や泌尿器科を受診することが必要になることもあります。
6 性行為のときに痛みがある
痛みを感じる部位によって原因が異なります。
外陰部に痛みがある場合は、外陰部の傷、炎症、性器ヘルペス、バルトリン腺炎、生まれつき膣が狭くなっていることなどが原因となります。
膣の中に痛みを感じるときは、カンジダやトリコモナスによる膣の炎症、女性ホルモンの減少によって膣の粘膜が萎縮し膣分泌物も減少しているといった原因が考えられます。ときに膀胱炎になっているときにも性交痛を感じることがあります。
膣の奥の方やお腹が痛くなるときは、お腹の中に細菌が感染して炎症を起こしている、子宮内膜症で内臓が癒着を起こしている、子宮筋腫や卵巣腫瘍といったでき物がある場合などがあります。
しかし、こうした性交痛の原因となる病気がなくても心の問題が原因で性行痛が起きているケースもあります。例えば、性交に対する緊張、恐怖、罪悪感といったものです。
その他、性経験不足、膣の潤滑不全、膣伸展不足などによっても性交痛がでることもあります。
検査により原因を調べてから、原因に応じた治療をする必要があります。
7 生理と次の生理のちょうど中間日のあたりで下腹部に痛みがでる
このような痛みを中間期痛といいます。卵巣からの出血(卵巣出血)が最も多い原因です。血液がお腹の中に流れると腹膜(内臓の表面を覆ってい膜)が刺激されてとても痛いのです。卵巣からの出血は、排卵に伴って起きる場合(卵胞出血)や排卵後に卵巣にできた黄体のう胞からの出血(黄体出血)による場合があります。次の生理の1週間くらい前の性行為の後、急にお腹が痛くなったといったようなケースでは黄体出血をまず考えます。エコー検査でお腹の中を観察すれば診断がつきます。多くの場合、痛み止めや止血剤を服用しながら血液が吸収されるのを待ちます。血液が減るにしたがい痛みも消えてゆきます。ただし、頻繁に繰り返して起きるときは低用量ピルを使って排卵を抑える治療を行うときもあります。また、出血の量が非常に多いときは、手術が必要になる場合もあります。
その他、排卵期に女性ホルモンが一時的に増えることによる子宮の収縮や骨盤内の血液のめぐりが悪くなる(骨盤内うっ血症候群)ことも中間期痛の原因となります。
8 予定日になっても生理がなく、下腹部に痛みがある
このような場合、まず妊娠しているかどうかを尿検査などで確認することが一番重要となります。妊娠していない場合、生理が来ないことと下腹部の痛みはそれぞれ別の原因によって生じていることが多いので、2つの症状を分けてそれぞれの原因を検査して調べてゆきます。妊娠していることが分かれば、妊娠と関係のある下腹部の痛みの原因となる切迫流産、流産、子宮外妊娠などの異常妊娠がないかどうかを最初に検査します。それらの異常妊娠がなく、妊娠は正常であった場合には、卵巣からの出血や虫垂炎など他の病気がたまたま妊娠と同時に生じてこのような症状を引き起こしていないかどうかを調べることになります。以上のようにして原因をつきとめてからそれぞれの原因に応じた治療をしてゆくことになります。
9 生理でないのに出血がある
この場合、まずどこから出血しているのかを確認することが重要となります。不正出血といっても、必ずしも子宮から出血しているとは限らないからです。尿道口、外陰部、膣、肛門から出血していることもあります。子宮からの出血であることが確認できれば、次にその原因を調べます。最初にするのは妊娠していないかどうかです。尿検査でチェックします。妊娠でなければ、血液を固まりにくくする薬の服用や最近妊娠中絶などの処置を受けたといったことも原因となることがあります。以上のような原因がなければ、子宮に何らかの異常がないかどうかを検査します。子宮に細菌が感染して炎症を起こしていたり、また腫瘍ができていてそれが不正出血の原因となっていることもあります。子宮の腫瘍としては子宮筋腫やポリープもありますが、特に子宮がんを見逃さないことが最も重要となります。したがって、子宮からの不正出血があるときは、子宮の入り口や子宮の内部から細胞をとってきて検査することが必要となります。上記のような原因があることが分かれば、原因に応じた治療を受けることが必要となりす。検査したけれど以上のどの原因もなかった場合には、女性ホルモンの異常が原因となっていることが考えられます。ホルモンの異常による不正出血の場合、出血の仕方によりある程度、原因が予想できます。例えば、出血が少しずつダラダラと続くときは排卵していない。生理が始まる前に下着や生理用品に点々とした出血がつくときは、黄体の機能が低下している。生理の期間が長かったり、生理が終わったと思ったら数日でまた生理が始まったといった場合は黄体がなかなか消失しない。生理と次の生理の中間の日あたりに少し出血して数日で止まったときは、排卵前に一時的に女性ホルモンが減った(これは病気ではありませんので治療は不要です)。といったことが推測できます。卵巣からの排卵がないことが原因で不正出血が起きている場合は、女性ホルモン剤を10日間、止血剤を3日間服用すれば出血は止まります。無排卵による不正出血が以降も反復するときは、低用量ピルを使用したり、また、妊娠を希望しているときは排卵を促すお薬を服用して治療します。黄体の機能の低下による不正出血のときは、女性ホルモンの1つであるプロゲステロンと同じ作用をもつホルモン剤を生理の周期の後半に服用して治療します。黄体が長く存続して消失しないことが原因のときは、女性ホルモン剤を服用して子宮の内膜のすみやかな剥離を促すといった治療を行います。
10 生理が遅れていて、数日前より性器から少し出血がある
この場合は、まず妊娠しているかどうかを尿検査でチェックすることが重要となります。妊娠していれば、超音波等で検査をしますが、切迫流産、流産や子宮外妊娠などが原因であることが多いです。妊娠でないときは、外陰部、膣、子宮の入り口や子宮の内部に炎症、傷、腫瘍などがないかどうかを調べます。とくに子宮の入り口付近から出血しているときは念のため細胞をとって癌のような悪性の病気がないことを確認することが重要となります。妊娠や以上のような病気がないのに出血があるときは、卵巣から排卵しないことによる女性ホルモンの異常が原因となっている場合が多いです。原因が分かれば、それぞれの原因に応じた治療を行いす。
11 性行為の後で、少し出血があった
まずどこから出血しているかを確認します。出血の部位としては、膣壁、子宮の入り口付近、子宮の入り口からやや奥の部分などが考えられます。膣から出血しているときは、細菌やカンジダなどのカビ、トリコモナス原虫といった小さな虫が膣に感染して膣が炎症を起こしていることが多いです。また、女性ホルモンが少なくなって膣の壁が薄くなっている場合にも性行為の刺激により容易に出血を起します。その他、膣壁にびらんや潰瘍や腫瘍(癌も含む)も出血の原因となります。原因をはっきりさせてから、原因に応じた治療を行います。子宮の入り口付近から出血している場合は、びらん、潰瘍や炎症が原因であることが多いのです。びらんや潰瘍があるときは、ときに癌や癌になる手前の状態であることがありますので、びらんや潰瘍があるときは、細胞をとって調べたり、拡大鏡をつかってその部分を詳しくみる検査を行うことが必要です。子宮の入り口からやや奥の部分からの出血の場合は、ポリープや炎症、癌などが原因として考えられます。ポリープがあれば取り除きます。ポリープは痛みや出血もほとんどなく、比較的簡単に取ることができます。ポリープは良性であることがほとんどですが、念のため組織をしらべる検査を行います。炎症であれば、感染している細菌の種類を検査し、それに効く内服薬を服用して治療します。
12 生理前になると体調がよくない
生理の数日前からイライラする、のぼせる、下腹部にはりや痛みがでる、腰痛、頭痛や頭が重い、怒りっぽくなる、乳房に痛みがでる、落ち着きがなくなる、むくみがでて体重が増えるといった精神や体の不調がでて、生理になると症状が軽くなったり、なくなってしまうといったことがくり返して生じる場合があります。月経前症候群というのですが、いまでも原因ははっきりとは分かっていません。どのような症状が主であるかによって治療方法も異なります。精神安定剤や低用量ピル、中用量ピルを服用したり、ときには漢方薬を用いて治療することもあります。
13 生理と次の生理の間隔が長い
生理の初日と次の生理の初日までの間隔が39日以上ある場合には排卵がスムーズに行われいないといった排卵障害の可能性があります。生理が始まってから3~5日の間に採血してホルモンの値を調べれば排卵障害の原因が分かります。原因が分かれば、それぞれの原因に応じた治療を行います。
14 いままで順調だった生理が来ない
この場合は、まず尿検査で妊娠していないかどうかをチェックする必要があります。妊娠していないのに、3ヶ月以上も生理が来ないときは検査してみる必要があります。血液検査でホルモンの値を調べたり、女性ホルモン剤を服用して生理になるかどうかをみることによって原因が分かります。そして、原因に応じた治療をします。
15 生理の量が多い
子宮に筋腫ができていたり、子宮の内膜が異常に厚くなっている場合やまれに子宮がんが原因となっていることがあります。また、女性ホルモンの異常で生理の量が増えていることもあります。他の病気の治療のために服用しているお薬が原因となっている場合もあります。問診で症状等についてよくお話をうかがい、超音波検査、ホルモン値の測定、細胞診などの検査により原因を調べます。そして原因に応じた治療が必要となります。
16 生理の量が少ない
この場合は生理の量が少ないだけなく、生理の期間も2~3日くらいしかないといったように短くなっていることが多いです。子宮の発育が不十分で小さい、妊娠中絶の手術を受けた後遺症といった子宮自体に原因がある場合や子宮は正常でも女性ホルモンの異常によっても起きることもあります。原因に応じた治療が必要ですが、年齢が18歳未満の思春期や45歳以上で更年期の方の場合は治療が必要でないこともあります。
17 生理がと次の生理の間隔がばらばらで不規則(生理不順)
多少の間隔のばらつきはありますが、あまりにもばらつきが大きいときは、排卵障害を疑ってみる必要があります。卵巣からの排卵がスムーズに行われない場合や排卵したあとに卵巣に生じる黄体の異常を排卵障害といいます。生理が始まってから3~5日の間に血液検査をしてホルモンの値を調べたり、超音波検査で卵巣の状態を検査すれば何が原因で排卵障害が起きて生理不順となっているかが分かります。ただし、生理が不順であっても必ず治療しなければならないわけではなく、治療が必要でないこともあります。例えば、18歳未満の思春期や45歳以上の更年期の方の場合は生理が不順であっても貧血や生活に支障がなければ治療せず様子をみます。また、それ以外の年齢の方の場合であっても、生活に支障がなく、少なくとも3ヶ月に1回くらいは排卵があり、そしてすぐに妊娠を希望していないときは治療せずに経過を観察するだけでも構いません。治療が必要な場合は、すぐに妊娠を希望しているかどうかで治療方法が違ってきます。すぐに妊娠を希望しているときは、卵巣からの排卵を促すお薬を服用します。妊娠を希望していないときは、女性ホルモンを服用して生理の周期を調整する方法をとることが多いですが、プロラクチンという母乳の分泌に関係するホルモンが異常に増えているために生理が不順となっている場合には、このホルモンを減少させるお薬を服用することもあります。
18 始まった生理がなかなか終わらない
生理はふつう7日以内で終わりますが、いつまでもダラダラと出血して終わらない場合には一度、検査された方がよいでしょう。このように生理がいつまでも終わらないといったときは、まず、子宮に何か異常がないかどうかを検査します。子宮に筋腫やポリープなどの腫瘍がないかどうかを超音波検査で調べたり、ときには子宮がんが原因となっている場合もありますので、細胞をとってきて検査することもあります。子宮に原因となる病気があればそれぞれの病気に応じた治療を受ける必要があります。子宮には何の異常もないのに生理が長く続く場は、卵巣から排卵していなかったり、黄体の異常が原因であることが多いです。黄体とは排卵したあとに卵巣にできる組織で、そこから女性ホルモンが出ます。正常であれば黄体は14日間くらい存続してその後、消えてしまうのですが、これより早く黄体が消失してしまったり、逆に14日以上たってもなかなか黄体がなくならないといった場合に生理の期間が長くなります。黄体に異常がある場合の治療は、すぐに妊娠を希望しているかどうかで治療方法が異なります。今すぐ妊娠を希望していないときは、女性ホルモン剤を服用して治療します。妊娠を希望しているときは、排卵を促すお薬を服用したり、女性ホルモンの1種であるプロゲステロンと同じ作用をもつホルモン剤や黄体を刺激するホルモン剤を服用して治療します。
19 生理と次の生理の間隔が短い
生理の間隔が24日より短いときは、卵巣からの排卵がスムースにゆかないことや、排卵しても排卵後に卵巣にできる黄体という女性ホルモンをだす組織の十分に機能していないことが原因であることが多いです。ただし、生理の間隔が短いといっても18歳未満の思春期や45歳から55歳くらいまでの更年期にあたる時期には病気がなくても生理の間隔が短いことがあります。この場合には治療は必要ではありません。思春期から大人の体が完成すれば、生理の間隔も正常になりますし、更年期にある方ではやがて閉経となるからです。上記以外の時期であるのに、生理の間隔が短いときや、いままで正常な間隔であったのに短くなってきたような場合には、一度、排卵がうまくいっているかどうか検査された方がよいでしょう。検査は採血してホルモンの値を調べたり、超音波で卵巣を検査したりします。何らかの異常が見つかれば、原因に応じた治療を行います。
20 生理と次の生理の期間が長い
生理と生理の間隔が39日以上あるときは、卵巣からの排卵がない、排卵するまでに時間がかかるとった排卵がスムースにいっていないことが原因の場合が多いです。採血をしてホルモンの値を調べたり、超音波検査で卵巣の状態をみれば原因が分かります。治療としては、女性ホルモンを服用して、生理の間隔を調整したり、その他、原因に応じた治療をします。ただし、18歳未満の方や45歳から55歳といった更年期にある方の場合は治療はせず、そのまま様子をみることもあります。
21 更年期障害
45~55歳くらいの年齢の女性に顔のほてり、のぼせ、冷汗、腰や手足の冷え、動悸、不眠、イライラ、抑鬱、頭痛、めまい、悪心、疲れやすい、肩こり、腰痛、手足の関節の痛みなどのいろいろの症状が起こります。しかもこれらの症状が時間とともに変化するのが更年期の特徴です。女性ホルモン剤や漢方薬、その他、人により症状は様々ですので症状に応じた薬で治療することもあります。
