Q 下腹部の痛みと張りがあって吐き気もします。薬局の妊娠検査薬は陰性でした。性病が心配です。クラミジアや淋病にかかるとどんな症状いつ頃からでますか?

A クラミジアも淋菌も最初、子宮の入り口の部分(子宮頚部といいます。)に感染します。
感染から時間が経っていないときは、どちらも症状がない場合が多いです。とくにクラミジアに感染した女性の70%以上は無症状と言われています。

症状がでる場合はクラミジアも淋病も似たような症状が生じます。
子宮頚部に感染がとどまっているときの症状としては、黄色い膿のようなおりものが子宮の入り口から大量にでているのが観察できる場合があります。ときに不正出血が起きることもあります。
さらに菌が子宮の奥から卵管を伝って下腹部の中に広がったときは下腹部の痛みや違和感といった症状がでることもあります。
治療せず放置してクラミジアなどがお腹の上の方にまで広がると強い痛みがでることもあります。

ただし、これらの自覚症状がなくてもクラミジアや淋菌の感染と放置すると将来、不妊症になる危険性があります。

感染から症状がでるまでの期間は一般的にクラミジアでは約2週間、淋菌は1週間以内とされています。

お腹のはりや吐き気だけではクラミジアや淋病かどうかは分かりませんので婦人科での検査が必要と思います。

星光クリニックへ来院される場合は、地下鉄の御堂筋線のなんば駅で降りて24号出口から出てください。そこから右方向へ千日前通りに沿って(上は高速道路です。)50メートルほど歩いていただくとすぐに分かると思います。

星光クリニック(難波、心斎橋のレディースクリニック 婦人科)院長 島田 耕一