低用量ピル使用中の不正出血

低用量ピルを使っているときに不正出血が起きることがあります。この場合は、まず不正出血を起こす病気があるかどうかを調べることが重要となります。クラミジアや淋菌といった性病は不正出血の原因となることがありますし、排卵がないときも不正出血が起きやすくなります。性交後に出血がでるなら子宮頚がんの検査をした方がよいでしょう。これらの病気や異常があれば、その治療を優先して行います。

病気や異常がなくてもピルによって不正出血が生じることもあります。飲み忘れが続くと不正出血となりますし、下痢や体調不良などでピルが十分に吸収されないときも不正出血を起こします。下剤、便秘薬やその他のピルの作用を抑える薬を一緒に服用することも不正出血の原因になります。

これらのピルの吸収を落とす原因がなく、ピルを正しく服用していても不正出血が起きる場合があります。とくに初めてピルを使ったときには約30%の人が不正出血を経験します。ピルを初めて使用するときは、生理(月経)とほぼ同時にピルを飲み始めるので、生理にブレーキがかけられて少量ずつしか出血しなくなりいつまでも生理が終わらないといった状態になるケースが多いです。その他、卵巣から出る女性ホルモンとピルに含まれる女性ホルモンが合わさって女性ホルモンが増え過ぎて子宮内膜が過剰に厚くなり破綻して出血を起こすこともあります。これは低用量ピルの初心者に多いので、2シートくらいは使っていると不正出血がなくなることもあります。3シート目以降になっても不正出血が止まらないときは中用量ピルを使う、低用量ピルを1日に2錠服用するまたは一旦ピルの服用を中止するなどによって止血する対策が必要となります。