低用量ピルの副作用と将来の妊娠への影響

低用量ピル(低容量ピル)を使いはじめてから1?3週間くらいの間に吐き気、だるさ、頭痛、乳房のはりや痛み、不正出血といった副作用が起きる場合があります。ピルに体が慣れるに従って副作用は消えてしまうのがふつうです。

副作用は個人差が大きく全くでない人もいれば強く感じる人もいます。特にいままで生理不順などで卵巣からの排卵がうまく起こらない方では卵巣からでる女性ホルモンの量がもともと減少しているので、体が女性ホルモンの作用に慣れていないために低用量ピルを服用すると副作用が強く出やすい傾向があります。ピルを中止すれば副作用もなくなります。

低用量ピルには、トリキュラー、マーベロン、オーソ、アンジュ、シンフェーズなどの種類があります。どのピルを使ってもほとんどの場合、体には合いますが、まれにこのピルは合わないと言われる方もおられます。ピルの種類を変えることで副作用がでなくなるケースもあります。

妊娠を希望するようになったときにはピルの使用を中止すれば妊娠が可能となります。
妊娠しにくくなるといった将来の妊娠に影響することはありません。

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