クラミジアの血液検査

クラミジアは最初、子宮の入り口(子宮頚管)に感染しますが、感染してから長期間経つと子宮頚管からさらに子宮の奥やお腹の中にクラミジアが移動してしまい子宮頚管を検査してもクラミジアが見つからないことがあります。
この場合には、血液検査でクラミジアの抗体(クラミジアに感染すると血液の中にできる物質です。)を調べる必要があります。

とくに下腹痛や下腹部の違和感といった卵管炎や骨盤腹膜炎の症状があるときで、子宮の入り口(子宮頚管)を調べてもクラミジアがいなかったので、一般的な抗生物質を服用したのに症状が治らないといったときは、血液検査でクラミジア抗体を検査する必要があります。

検査の結果、クラミジアの抗体が陽性にでたときは、クラミジアに効く薬を飲んで治療します。
クラミジアは細胞壁をもたない細菌ですので、セフェム系などの細胞壁の合成を阻害する一般的な抗生物質は効きませんので、細胞内のタンパク質の合成を阻害するマクロライド系やテトラサイクリン系といった薬で治療する必要があります。

治療でクラミジアが治った後であっても血液中のクラミジア抗体は徐々にしか下がって行きませんので、3ヶ月くらいの間隔で検査してクラミジア抗体がどのように変化するかをみる必要があります。ただし、1年たっても抗体が陽性のままという場合もあります。

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