子宮頸がん検診を受ける頻度・間隔は?

大阪なんばの婦人科星光クリニック
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コラム

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2026.01.05

子宮頸がん検診を受ける頻度・間隔は?

日常の健康管理では、健康診断や人間ドックのような定期検査は意識しやすいものの、子宮頸がん検診はつい後回しにされやすい傾向があります。しかし、子宮頸がんは早い段階で見つけることができれば、十分に治癒が期待できる病気です。

本記事では、子宮頸がん検診を受ける適切な頻度や、受診時に知っておきたいポイントについて解説します。婦人科の受診に不安を感じている方でも、安心して検診に臨める内容を心がけています。

子宮頸がんとは?

子宮頸がんとは、子宮の入り口部分(子宮頸部)にできるがんです子宮頸部に異常な細胞が生じ、長い時間をかけて少しずつがんへと進行していきます。がんになるまでには年単位の期間を要することが多いため、定期的な検診を受けることで、早期発見が可能になります。

主な原因はヒトパピローマウイルス(HPV)への感染です。HPVは性交渉を通じて感染するウイルスですが、感染したすべての人ががんになるわけではありません。自然とウイルスが消失するケースがほとんどですが、一部が体内に長く残ることで細胞の異常を引き起こし、将来的にがんへ進行する可能性があります。

定期的な検診が必要なのはなぜ?

子宮頸がんは、初期の段階では自覚症状がほとんど現れないのが特徴です。症状に気づいたときには、すでに進行しているケースも少なくありません。そのため、体調に変化がなくても定期的に検診を受けることが大切です。

定期的に検査を行うことで、がんになる前段階である前がん病変の状態を見つけることができ、適切な治療によってがんへの進行を防ぐことが可能になります。仮にがんが見つかった場合でも、早期であれば治療方法の選択肢が広がり、身体への負担を抑えた治療が期待できます。検診を受けずにいることで、発見が遅れ、治療が複雑になるケースもあるため注意が必要です。

子宮頸がん検診の頻度

日本では、子宮頸がん検診は2年に一回の受診が推奨されています。これは、がん化までに一定の時間がかかることを考慮したうえで、効率的かつ効果的とされている検査間隔です。前回の検診で異常がなかった場合でも、定期的に受け続けることで将来のリスクを減らすことができます。

ただし、過去に前がん病変(異形成)が指摘されたことがある場合や、免疫機能の低下が懸念される場合など、医師の判断によっては一年ごとの検診を勧められることもあります。それぞれのリスクに応じて、適切な頻度で検診を受けることが重要です。

20代から検診を始めることがおすすめ

子宮頸がん検診は、20歳を過ぎたら定期的に受け始めることが推奨されています。初めての検診に緊張する方も多いですが、検査の流れや内容について丁寧な説明を受けながら進められるため、落ち着いて受診することができます。20代はHPVに感染しやすい年代でもあり、将来のリスクを確認する意味でも検診が重要な時期です。

30代以降になると、前がん病変が見つかる割合がやや高くなる傾向があります。そのため、引き続き定期的な検診を継続することが好ましいです。また、更年期や閉経後であっても、子宮頸がんのリスクが完全になくなるわけではありません。年齢を重ねても検診の対象であることを意識しておくことが大切です。

HPVワクチンと検診の関係性

近年、HPVワクチンの接種が広まり、感染予防によって子宮頸がんの発症リスクを下げる効果が期待されています。ただし、ワクチンですべてのHPV型を防げるわけではなく、がんのリスクを完全にゼロにすることはできません。

そのため、ワクチンを接種している場合でも、検診が不要になるわけではありません。ワクチンによる予防と、検診による早期発見を組み合わせることで、より確実に健康を守ることにつながります。

検診は具体的に何をする?

子宮頸がん検診では、子宮頸部の細胞を採取して異常があるかを調べる「細胞診」が行われます。検査は短時間で終わり、強い痛みを感じることはほとんどありません。服装は着替えやすいものを選ぶと安心で、食事制限などの準備も基本的には不要です。

検査結果は1週間から2週間ほどでわかることがほとんどです。もし異常が発見された場合には、追加検査が行われることがあります。自治体によっては無料や低料金で受診できる制度も用意されているため、お住まいの地域の案内を確認することで、気軽に検診を受けやすくなります。

自分の健康を守るために意識したいこと

子宮頸がんは、検診によって予防や早期発見が可能ながんの一つです。仕事や家庭の事情で忙しい日々を送っていても、自分自身の健康を後回しにしないことが大切です。検診を定期的な予定として生活に組み込むだけでも、大きな安心につながります。

また、パートナーや家族と健康について話し合うことも重要です。検診の必要性を共有することで、女性だけでなく周囲の理解も深まり、家族全体の健康意識を高めるきっかけになります。まずは身近な婦人科を調べることから、第一歩を踏み出してみてください。