カンジダは真菌と呼ばれるカビの一種です。性行為によって感染することもありますが、女性の場合、ほとんどは元々膣内にいたカンジダが何かのきっかけで増えることの方が多いです。化膿止めの薬を服用したり、体調不良で体の抵抗力が落ちたりすることなどがカンジダが増えるきっかけとなります。

カンジダが増えるとおりもの（帯下）が増えてポロポロした塊りになることが多いのですが、見た目は正常なおりものであっても顕微鏡で見るとカンジダが増えていることもあります。
カンジダが膣内で増えると膣壁が赤くなり炎症で痛みを感じることがあります。またカンジダが外陰部まで出てくると外陰部が赤くなりかゆみや痛みを生じます。
おりものを採って顕微鏡で観察すればすぐにカンジダと分かります。

治療はカビに効く抗真菌剤の膣錠やクリームを使います。ほとんどの場合、１週間以内に症状は治まります。かゆみがあるからといって薬局でかゆみ止めの軟膏（フェミニーナ軟膏など）を買って塗る方がいますが、通常のかゆみ止めはカンジダの症状をかえって悪化させてしまうので注意が必要です。
また、カンジダは性行為によって男性の側にうつりますのでカンジダが治るまでは注意が必要です。

星光クリニック（大阪なんばレディースクリニック）
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