ホルモン補充療法

45歳からの更年期と呼ばれる時期になると卵巣の働きがしだいに低下し、それに伴って卵巣から出る女性ホルモンも減少を始めます。とくに閉経後になると卵巣の機能が停止してしまいます。女性ホルモンが減ると顔のほてりや発汗、イライラなどの更年期症状が起こることがあります。また女性ホルモンの減少が長く続くと動脈硬化や骨がもろくなる骨量の減少や骨粗しょう症といった病気になる場合もあります。

更年期症状を軽くしたり、動脈硬化や骨粗しょう症を予防する目的でエストロゲンなどの女性ホルモン剤を服用する治療を行うことがあります。これをホルモン補充療法といいます。ホルモン補充療法で使われる女性ホルモン剤には、エストロゲン製剤とゲスターゲン製剤の2種類があります。ふつうはこれらの2種類のホルモン剤を組み合わせて使いますが、病気で子宮を摘出したなど子宮がない女性の場合にはエストロゲン製剤のみを服用します。

 

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