子宮頚がんの検査(精密検査、組織診)

細胞の検査の結果によっては組織診という精密検査が必要になる場合があります。組織診とは子宮の入り口付近から小さな組織片を採取して調べる検査です。酢酸を子宮の入り口付近に塗布すると病変がありそうな部位がよく分かるようになりますので、コルポスコピー(子宮の入り口を拡大して見る器械)で見ながらその部位を狙って切除鉗子やゾンデキュレットといった特殊な器具で組織を採ります。

細胞の検査で腺がんという稀な病変の疑いのある場合はコルポスコピーではその位置がはっきり捉えることができないので、移行帯という腺がんが発生する部位から数個の組織を採取します。

 

組織診の結果は、CIN?(軽度異形成)、CIN?(中等度異形成)、CIN?(高度異形成または上皮内がん)、浸潤がんといったように表されます。

結果がCIN?と?のときは自然治癒して正常に戻ることが多いので原則として3ヶ月に1回のペースで検診をしながら経過を観察します。CIN?や浸潤がんという結果であればすぐに治療が必要となります。

 

星光クリニック(大阪なんばレディースクリニック)

大阪 中央区 難波(なんば)心斎橋の婦人科