陰部にできたカリフラワー状のイボ(尖圭コンジローマ)

コンジローマはヒトパピローマウイルス(主に6型や11型)が性行為のときに感染してできます。肉眼では分からないくらいの小さな傷からウイルスが侵入します。そしてウイルスが増殖するとイボができます。
早いときは感染してから数週間で、一般的には数ヶ月たってからイボ状の腫瘤ができます。
外陰部以外では、膣壁や子宮膣部(子宮の入り口の部分)にできている場合もあります。

コンジローマは先端がぎざぎざの独特の形をしているのが特徴ですが、ときにそのような特徴のない場合もあります。外陰部の皮膚のでこぼこした状態(外陰乳頭腫といいます。病気ではありません。)をコンジローマと誤解されている方もおられます。

治療には、注射で麻酔してから電気メスでイボを切除したり、ベセルナクリームという薬をイボに塗る方法があります。コンジローマができても20%くらいの人は治療しなくても自然に治ることがあります。

治療して見た目上では治ったように見えてもウイルスがいるときは、コンジローマが再発したり他の人に感染する可能性があります。
治療後は、少なくても1ヶ月に1回のペースで3ヶ月くらいは再発していないかどうかをチェックする必要があります。

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