Q 生理が不順です。20日くらい遅れることもあります。

A この場合は卵巣から排卵していないか又は排卵が規則的に行われていないことが考えられます。排卵障害といいます。排卵障害の原因を知るためには生理が始まってから3?5日の間に採血してホルモンの値を測る必要があります。

最も多い排卵障害の原因は、ストレス、過激な運動、生活環境の変化、体調の不良、無理なダイエットによる急激な体重減少などで脳からの排卵のコントロールがうまく行かなくなっていることです。排卵は脳からでるホルモンの量とリズムによってコントロールされています。

こうしたストレスなどが原因の生理不順が続くときは、原因となっているストレスや体重の減少を改善するとともにホルモン剤を使って生理が規則的にくるようにする治療が効果的です。ホルムストルム療法やカウフマン療法といいます。
3?4ヶ月間、ホルモン剤で生理をコントロールした後、お薬の服用を中止するとそのリバウンドで規則的な生理になる場合が多くみられます。1クールの治療で効果が不十分であれば、数ヶ月後間、治療を休んでから再び同じ治療を3?4ヶ月します。この治療を繰り返して受けているとしだいに生理が規則正しく来るようになります。