低用量ピル使用中の不正出血

低用量ピルを使っているときに不正出血が起きることがあります。次のような場合に不正出血が起きる可能性が高くなります。①初めてピルの服用を始めた。初めてピルを使ったときには約30%の人が不正出血を経験します。②ピルを飲み忘れた。③胃腸の調子や体調が悪い。④便秘薬や下剤と一緒にピルを服用した。不正出血が起きてもピルの服用は続けて下さい。不正出血が起きている間は、子宮内膜がはがれて出血として出ていますので受精卵が子宮内膜に着床することができません。したがって妊娠する可能性もほとんどありません。ピルが原因で不正出血が起きているときは、偽薬や休薬期間の間に出血は止まってきます。止血すれば予定通りに次のシートを開始して下さい。偽薬や休薬期間になっても止血しないときは、ピルによる出血でなく何かの病気が隠れている可能性がありますので検査が必要となります。